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沖縄の不動産の維持管理のポイント

沖縄の不動産の維持管理のポイント

おはようございます。

梅雨時のような生暖かい朝を迎えた沖縄です。

さて、
住宅など建物付きの不動産を購入すると
もれなく不具合や劣化が付いてくるものです。

とくに、
紫外線が強く、高温多湿で
おまけに台風などの暴風雨にさらされる沖縄は
他の地域と比較して不具合や劣化が発生する可能性が高いものです。

不動産の不具合・劣化とは

しかし、同じ沖縄でも、
人間のケガの有無や老化の進行速度が人それぞれ異なるのと一緒で
不動産の不具合や劣化もそれぞれに異なるものです。

例えば
隣り合わせの2軒の一戸建てでも
片方の家は購入して数年後から
不具合に悩まされるようになったのに
もう片方の家は築30年が経過しても
劣化どころか不具合一つ発生しないということはよくあります。

これは
同じような環境にある家でも
建物の構造がコンクリートなのか木造なのかで違いますし
同じコンクリート造であっても建物の設計や構造が異なると
不具合や劣化の状況が変わってきます。

また、同じ建築会社が建てた家でも
施工の仕上がり具合によって
不具合の有無や劣化が変わってくることもあります。

雨漏り事例(その1)

以前、当社でお取引させて頂いたお客様で
築10年未満の建物でしたが
雨漏りが何度か発生しました。

例えば、あるときは、大雨のあとに
室内の天井から雨漏りが発生しました。。

考えられる要因をあれこれ調査したところ
間もなく原因が判明しました。

ベランダの排水口に枯れ葉が溜まり
ベランダがプール状態になってしまい
足元灯の電気配管を伝わって
階下の天井から雨漏りとなって浸入してきたものでした。

屋外灯の電気配管からの雨漏り

屋外灯の電気配管からの雨漏り

これは建物の構造的なものでしたので
所有者さんに枯れ葉が溜らないよう
日頃から注意をして頂くこととなりました。

雨漏り事例(その2)

また、あるときは
同じく大雨のあとに
リビングの床に雨水が溜りました。

これも調査の結果
リビングのサッシ周りで
一部コーキングがされていない箇所が有り
台風などで特定の方向から雨風が吹いた際に
その部分から雨水が浸入したものでした。

サッシの隙間部分からの雨漏り

サッシの隙間部分からの雨漏り

これについては
サッシ業者さんに
コーキングの施工をお願いしました。

こちらの建物については
その他にも雨漏りが発生しましたが
築10年未満の比較的新しい建物でしたので
原因はいずれも劣化ではなく
構造的なものや施工に起因するものでした。

これらの対応を通し
不動産を維持管理していく上での
ポイントを当社なりに整理します。

不動産の維持管理のポイント

①建築したときの業者さんがキチンと対応してくれること

不動産の建築業者

自分たちが建てた建物には、業者さんとしても責任と思い入れがあるものです。

とくに不動産は、売買等で所有者が変わることもありますので
そんなときでもキチンと対応してくれることが重要です。

建てた後、一切対応してくれない業者さんは論外です。

また、建物は完成後、数十年に渡り存在しますので
業者さんも長生きしてくれることも大切です。

これらは当たり前のことのように思いますが
建築業界は中小企業も多いのが実態であり
とくに沖縄ではナカナカ難しいものです。

②建築時の図面が保管されていること

建築時の図面

建物のメンテナンスや不具合の際に
建築時の図面の有無は、その後の対応に影響します。

図面があれば早く的確に対応・復旧できるものです。

図面の保管は不動産の所有者の責任と義務です。

不動産を購入したあとは
建物と同じくらい図面も大切に扱って下さい。

③建物の床や天井に点検口があること

建物の点検口

今どきの建物はデザイン重視の観点から点検口を設けない建物も多いものです。

しかし、不具合等が発生した際、図面が存在しても点検口が無いと
十分な調査・対応が出来ません。

床下、天井の適切な場所に点検口を設置してもらいましょう。

まとめ

不動産はそれを所有している以上
何らかの不具合や劣化は必ず発生するものです。

不動産の所有者は、
それらに対しきちんと向き合い
時には費用を掛けて適切な維持管理を行ない
長年にわたり付き合っていかなければなりません。夫婦のご関係と一緒

長いお付き合い