第9回  ユタに相談するときは信用できる一人にする

沖縄では「土地を買う」場合に
「ユタも買う」人がいます。
「ユタ」とは沖縄本島・離島・奄美諸島に
古来から存在する民間の巫女ことです。

ユタに相談する場合に「ユタを買う」と表現します。
また、「医者半分、ユタ半分」と言われている
くらいですから、信じる信じないは別にして、
沖縄の社会では認知されています。

ある方の例ですが、
土地を買った後にお子様が病気になり、
奥さんは何か問題があると悩んで
ユタに相談しにいきました。

そのユタに、
「場所が悪いから他の土地にした方がいい」
と言われました。
まだ心配なので、別のユタにも相談しに行きました。
今度は、
「主人の実家を御祓いしたら大丈夫」
と言われました。
その夫婦は言われたことが違うので
相当悩みましたが、
その土地で家を建てる決心をしたのです。

そして工事が始まると、
突然お子様の具合が悪くなりました。
奥さんはびっくりして再度ユタに相談したら、
このまま工事を進めると子供が死ぬとまで言われ、
結局は今までの工事代金を支払い、
その土地で家を立てるのは断念しました。

そのご家庭の場合はご主人さんはユタを信じなくて
奥さんが熱心な方でした。

人は一度言われると気になるものですから、
不安になります。
本当にユタを信じるのであれば、
土地を買う前に相談しなくてはなりません。
それも信用できる一人のユタにです。

ユタに相談してうまくいく場合もありますが、
損をする場合もありますから。

2001年5月20日(日)


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