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第21回 業者が教えたくなかった建築下請けの仕組み
あたりまえですが、よい図面が出来ても
施工精度のいい建設会社でないと
いい家はできない。
ここ沖縄はほとんどが鉄筋コンクリート住宅で、
建築会社はとにかく多い。
また、倒産が多いのも建築関連会社だ。
「総合建設業 ○○建設」といっても、
ほとんどが父ちゃん母ちゃんで営んでいる。
また息子が将来の後継ぎのため
一緒にやっている場合も多い。
もし、あなたがある□□会社に
注文住宅を依頼する場合、
その会社がどのように下請けに依頼するのか
仕組みを知っていますか?
その仕組みを知ることによって、
あなたのマイホームの運命がわかれるかもしれません。
そこで、だいたい3つのパターンに分かれる。
1.○○建設にすべて丸投げしている。
2.○○建設、○○電気工事、○○水道工事に
それぞれ分離して下請けとする。
3.○○建設を排除して、□□会社が細部にわたり
分離発注する(下記参照)。
電気、水道は2番目と同じ。
まず、1番目。
元請としては仕事上、楽である。
窓口は○○建設会社だけですから。
現場の監理も○○建設に任せていて、
主に建築分野に弱い会社に多い。
丸投げなら建築知識がなくても誰でもできる。
よく個人の建築ブローカーが使う手でもある。
あるTさんは土地を購入して、
建物は友人に建築に詳しい人がいる
ということで友人に依頼した。
だが、その人に会ったら個人の建築ブローカーであった。
Tさんは建築費を友人に払い、当初はうまく行ったが、
友人が下請けに建築費の支払いを滞って
現場が一時ストップしたことがあった。
次に2番目。
中小の建売販売会社、注文住宅会社に多い。
社内にその三社を仕切る現場監督が必要となる。
この体制の会社がほとんどだ。
不動産業と建築業を兼業している会社に多くみられる。
社名が△△建設であっても名前だけで、
この2番目の会社に当てはまるのもある。
そして3番目。
下の工事項目をみて分かるように、
社内に建築を熟知した技術者が
数名いないとまず出来ない。
経理も複雑になりますから建築経理事務士も
いなければならない。
その道の専門スタッフが必要だ。
鉄筋コンクリート住宅を建てる場合は、
この体制をとっている会社をお勧めする。
1.2の体制を取っている会社は、
工事現場を完全に把握するには無理がある。
なぜなら直接施工でないからだ。
施主からの要望を何人かの人を介入することになり
要望などがうまく伝わらなくトラブルになるケースがある。
通常、下請けは厳しい予算で請けていますから
さらに予算を抑えて技術力が劣る職人が入ることもある。
鉄筋コンクリートは技術力の差が出やすいのだ。
また、アフターサービスもあまり期待できない。
もし、あなたがアフターの手直しを依頼する場合、
その元請会社は、まず○○建設に依頼して、
次に○○建設は下記の職人に依頼するのである。
だから手直しに時間がかかるのだ。
その費用は施工した○○建設の負担となる。
通常、下請けは厳しい予算で請けていますから、
責任のなすり合いで、うやむやにされるか、
ほったらかしになるケースが多い。
そのような会社は職人との人間関係は希薄である。
孫受けですから、どうのような職人が施工するのかも
あまり把握していないこともある。
その点、3番目の会社だとアフターは
社内の人間が直接職人に依頼するか、
社内で直接手直しができる。
いい住宅を完成させるために、単価は高くても
腕のいい職人を使うようにしている。
データマックス沖縄の住宅会社企業ランクを見ても
1.2の体制を取っている会社は
低いランクに位置されている。
建築単価の「坪いくら」や、
建築条件付分譲の場所に惑わされること無く、
業界の建築の仕組みが分かれば、
おのずから注文住宅の依頼先は絞られます。
(参考)
<建築の詳細工事>
仮設工事
土工事
コンクリート工事
型枠工事
鉄筋工事
組積工事
木工事
木製建具工事
鋼製建具工事
ガラス工事
左官工事
塗装工事
防水工事
タイル工事
石工事
クロス工事
軽天工事
雑工事
外構工事
パイル工事
など。
また、元請が マークの住宅性能保証の
登録業者であるかも確認しよう。
2001年6月1日(金)
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