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第63回 自由設計って何ですか?
時々、建築会社のうたい文句に
「自由設計」ってありますでしょ。
「企画図面売りの建物とは違いますよ」
ということです。
じぁー自由に設計できるのかというと
そうでもない。
そもそも「自由設計」って何だろう?
よくある広告の「坪43万、45万」にひかれて
話しを聞くと、必ず「仕様書」というのがあり
細かく一定の外観、間取り、材料、窓やコンセントの数などが
すでに決められている。
お客さんからすると
外観、間取りや材料を自由に決めたいという気持ちがある。
でも、建築会社からすると
自由に決めてもらっては困るのである。
なぜなら利益が確保できなくなるからです。
建築会社はその狭間でしのぎを削っている。
客さんに「私共の会社は商品はこれです」と
実際の建物を見ながら細かく説明しないくてはならない。
その範囲を超えるのが追加となる。
追加をすることによってその会社の仕様から
自由になれます。
すでに「坪いくら」と決められた時点から
自由設計でなくなる。
逆に、
最初のスタートを設計士にした場合は
もっと自由度が高くなります。
設計士はお客さんの要望を取り入れて
希望通りに図面を描いてくれる。
極端に言いますと
後の建築予算は設計契約には直接関係ない。
ですから、設計は完了したけど
あっちこっちの建築会社に見積もりをとっても
予算が合わないという事が発生するのである。
建築原価までキッチリ把握していない設計士に依頼すると
そうなります。
建築という「物」から予算を逆算して設計した方が
予算オーバーになりにくいし、
または建築原価を把握している設計士に依頼するかである。
どちらにしても
建てる方の予算は決まっている方がほとんどですから
その範囲で自由になるしかありません。
「その範囲」というのがポイントでしょうね。
もちろん、それを決めるのは
建築会社でも設計士でもありません。
2002年2月2日(土)
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