第71回 それでも団体生命保険に入らないのですか?

自分が中学2年のとき、
建設業を営んでいた父が倒れてそのまま亡くなりました。
その時、母は専業主婦、兄が高校1年、妹は中学1年、
弟は小学5年で、これからいろいろお金のかかる時期です。
ちゃんと生命保険に入ってまして
家の借金や生活費、教育費などまかなえたそうです。

そのおかげで、
兄と弟は地元の国立大学、私は東京の私立の大学へ、
妹は専門学校へと進むことができました。

もし、生命保険に入っていなかったら
どうなっていたかはわかりません。
お金がなければ無いなりに強くなったかもしれませんが
とにかく子供の養育、教育費にはお金がかかるものです。

そのような経験から保険には大変興味があり
私が2つ、妻1つ、子供保険も3名とも入っている。
あとは家を買って団信に入れば保険については一安心。
もし万が一自分に何かあっても
その保険金でローンの返済はなくなるし、
生活費、子供の養育費も問題ありません。

前の会社でこのようなことがあった。
ちょうと海外へ社員旅行中で私一人で事務所を開けていました。
そこへ痩せた色黒の男が入って来て
最初はわからなかったのですが、
よく見たらTさんです。家を買ってくださったお客さんです。

あまりの変わりようにいろいろ話しをきいたら
ガンらしく、入院費もままならなく、
そしてローンが払えないので相談に来たのです。
一緒に、沖縄銀行、沖縄公庫といきましたが、
いい方法がみつかりません。
数日後、再入院してお見舞いにいきました。
そしたらその病院は偶然、父が亡くなった病院ではありませんか。
何かの縁を感じて、もうTさんが他人には思えません。
ところが生命保険に入ってなく、
入院費は何かの機関援助してもらってるとのことでした。
それから退院はしたのですが音信不通になり、
そしてしばらくして亡くなられました。

奥様から団信の件でお電話があり銀行に確認したら
団診料の延滞があったのですがなんとか保険がおりて
公庫・年金事業団の借り入れはゼロになりました。
住宅は売却されてその資金で生活費、2人の幼いお嬢さんの
教育費にあてられていると思います。

ただ、公庫の団信加入は任意なんです。
加入を拒むお客さんにこの2件の話しをすると
間違いなく100%の方が加入します。

2002年8月22日(木) 


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