2002/07/09

住宅公庫融資、保証料年内にも上げ

住宅金融公庫の融資焦げ付きが膨らみ、
返済を肩代わりしている「公庫住宅融資保証協会」の保証事業収支が
急速に悪化している。
協会は保有資産売却で赤字を埋めているが、
今の赤字基調が続くと3年内に原資が枯渇する。
協会と国土交通省は年内にも保証料を引き上げる方針だ。
ただ対象が新規契約分に限られるため収支の抜本改善は遠く、
国費による事実上の損失補てんが避けられなくなる情勢だ。

保証協会は独立した財団法人だが住宅公庫融資の保証業務を独占している。
国交省や公庫の天下り先、出向先にもなっており、
実質的には三者の関係は極めて近い。
国の融資拡大政策や公庫の融資審査の甘さなどが
保証収支の悪化につながっているとの指摘もある。